About KUBOTA NORIKO

どうして私がIT業界で働きながら作家活動再開したのか

簡単に自己紹介

多摩美術大学美術学部デザイン科卒業 芸術学士。
日本の古い伝統工芸とデザインを専門的に学び、WEBデザイナー/フロントエンドのキャリアを持ちつつアーティストとして活動しています。
アーティストステートメントはこちらを参照していただいて、ここでは私のアートについてやこれまでを少し噛み砕いた話を書きます。

 アーティストステートメント
 Artist Statement (EN)

子供時代 – ROOTS

作り始めた特別なきっかけはなく、子供の頃から物を作ることが好きで常に何かを作っていました。物を作る最初のきっかけは多分保育園に火曜頃、自宅の部屋で絵を描いている記憶です。そんな中、10代の時に家族や自分自身の病気などがきっかけで生きる事を深く考え探求しました。そのため作品は普段気がつかない無意識や深層心理に隠された矛盾、境界、生の根底をなす心理や事象をテーマにしています。

美大受験予備校時代

高校卒業後、美術の先生のアドバイスで美大で美大受験予備校に通います。制作に明け暮れる日々ですが充実していました。2浪して多摩美に入学しました。

大学時代


 
しかし多摩美の入学後に、父親の病気が再発し再入院となりまた家の状況が再び大変になります卒業後、作家活動や大学院進学や海外留学を希望する気持ちがありましたが諦めるしかなく、卒業後はデザイナーとして働く事が絶対条件となりました。そのため残りの大学生活は大学の課題以外の自分の作品を作りながらも、作家としての制作は諦めていました。

大学卒業後


  
卒業後は仕事をしながら自分の作品作りを並行して継続しつつ仕事がメインでした。商品の企画デザインや画集や展示解説冊子のデザインなど印刷物に携わった後、独学でWEBの技術を身につけてIT業界に転身しました。絵本作家の知人からグループ展の誘いを受け展示をしたことがきっかけとなり、ダブルワークでイラストレーターを始め、コンペにも入選させていただきました。
そんな時にNewYorkでイラストの展示に参加させていただき、NYに移住した幼なじみの家に泊まりながら海外のアートシーンに触れることに。「やはり現代アート作品が作りたい」という思いが再燃します。やりたかったことと生活の間を葛藤していました。

そして2011年の年明けに父の病気が再再発し余命宣告をうけたため、仕事の合間に実家と往復していました。そんな時に東日本大震災が起こります。

ITの仕事はとても面白く新しい技術を追うのが楽しくもあり、コミュニティスタッフとしてカンファレンスのデザイントラックのコーディネーションや、WEBの専門書籍の共同執筆もさせて頂き大きなサービスに関わり、やりがいのあるプロダクトと関わり仕事としては充実していました。それでも自分の作品を作ることを諦めることが出来ず、徐々にWEBの仕事から作品制作の比重を増やしました。

大学卒業後に一時アートから離れていたため、アートの動きや最新の情報への理解が途切れていたので、年に数回海外の大きなアートプロジェクトやフェア、現代アートの美術館を周り勉強し、日本に戻っては仕事の昼休み・通勤時間・深夜 … 睡眠を削りとにかく隙間を見つけて制作を復活しました。

仕事でプロダクトに関わることは作家活動だけでは得られない社会の問題点に接する機会も多く、作品を作る上で大事な視点の一つとなっています。

資金や時間のやりくりに困っている時にも上司をはじめ助けてくれた方、応援してくれたIT業界の仲間たちのおかげもあり継続することが出来た気がしており、今でも感謝しかありません。そのような形で再開し海外の展示に参加する機会に恵まれ徐々に活動の範囲を広げて現在に至ります。

展示

2022
Group showParis
2021
Group showParis
2020
[POP UP SHOW with 100 ART WORKS]WHAT CAFE / Tokyo
Group showONLINE / Paris
2019
2019 EXHIBITIONS
Group showParis
2018
[The Garden]Tokyo
Group showParis
Group showNew York
2017
2017 EXHIBITIONS
Group showParis
Group showNew York
2016
Group showLondon UK
Group showNew York
Group showFort Lee Public Library / New Jersey USA
2015
2015 EXHIBITIONS
Group showNew York
2014
Group showNew York

(他多数)