アートに興味あるし、自宅に絵画を飾ってみたいと思うけど、どこでどんな絵画を購入すればいいのかわからない、選び方を知りたいという方向けにアートの買い方選び方、購入方法を簡単にご紹介していきます。
どんなアートを買う?アート選びのポイント
アートを購入したい理由や目的によって選び方が変わってきます。ではアートを購入する動機にはどのようなものがあるかあげて見ます。
アートを選ぶ目的
○インテリア用のアートが欲しい。
○好きな作家の作品を購入したい。
○有名な作家の作品を集めたい。
○投資目的としてアートを所有したい。
絵画やアートをどんな用途で所有したいかにより購入の仕方や選ぶ作品が変わってきます。次は購入するための条件を決めましょう。
アートを購入するための条件をピックアップ
○大きさで選ぶ
購入したアートを飾りたい場合は、飾る場所によって大きさが決まって来ます。寝室かリビングか応接室か、オフィスやショップなど大きなスペースか初めに絵画を飾る場所が決まっている場合は、作品のサイズも選ぶ条件の一つとなります
○予算
予算によっても選べる作品の種類が異なってきます。予算が少ない場合はシルクスクリーン印刷などやポスターなどの複製作品を購入し飾ることも可能です。
○技法
例えば落ち着いた雰囲気がよければ油彩画、カジュアルでポップな雰囲気が良ければ現代アートやシルクスクリーンなど、クールにしたければ写真、など、雰囲気に会わせてアートの技法から選びます。また飾る場所によっては向かない技法もあります。例えば写真や水彩画などは光が当たると劣化が早まるため長期間明るい場所に飾る場合は作品を入れ替えて作品を休ませながら楽しむことをおすすめします。何点かお気に入りの作品を季節や気分によって架け替えるのも楽しいものです。
それ以外にも
○モチーフ:花や風景、動物や人物といったモチーフ
○色
などの好みを洗い出して見ましょう。
絵画購入はどこで?ケース別の購入方法
インテリア用のアート
印刷などの複製品、ポスターなど
この場合、1万円以内が希望予算でしょう。
ikeaみたいな量販店やおしゃれなインテリアショップ
ミュージアムグッズを取り扱う雑貨屋やインテリア雑貨を扱う大きめの家具屋や画材屋
美術館のショップ、インターネットの複製画やポスター販売サイトでの購入がおすすめです。額がセットになったものもありますし、ない場合は額を別に購入して額装をされるといいでしょう。額の選び方はこちら >>
好きな作家の作品を購入したい
有名無名に関わらず好きな作家の作品を購入したい場合どこで買えばいいでしょうか。
ギャラリーで作家が展示を行う時に販売していますので、好きな作家の個展やグループ展情報をチェックして展示を行う時にギャラリーに行き購入されるといいでしょう。画商にオークションカタログを見せてもらって、入札して貰う事も可能です。作家個人のホームページなどから販売に関して問い合わせると直接購入可能か、取り扱いギャラリーについて教えてもらえるはずです。
また、アートフェア(ギャラリーが大きな会場に一同に介して絵を販売するイベント)では沢山の作品を見て回れますので、アートフェアで探すのも○。
インターネットでも販売サイトが沢山あります。日本のサイトだけでなく世界中の作家が作品を販売しているサイトもあり、海外から送付可能です。(その場合送料がかかりますので、多めに見積もってください)
有名な作家の作品が欲しい
有名な作家や自分の好きな作家の作品をコレクションしたい
有名な作家の作品をコレクションしたい、または新人だがこれから好きな作家をコレクションして成長を見守りたい、
というニーズの場合に購入される先はギャラリーが多いかと思います。
評価が確立した作家や好きな作家の作品を購入した場合は、取り扱っているギャラリーに相談されるといいでしょう。また作家が直接販売を行っているケースもありますので、作家の方とコンタクト出来るようであれば相談してみては?有名画家の絵が欲しいという場合、オークション(ネットオークションではなくしっかりしたオークション会社)を利用するのも真贋鑑定してから出品されるので、良いかもしれません。
将来性のある無名画家の作品が欲しい
これから有名になる作家を投資目的で購入したい場合、
作家の評価や価値の専門知識が必要ですので、キャラリーやアートコンサルタント(コレクションの内容をコンサルテーションしてくれる専門家)に相談されるといいでしょう。
アートには資産としての価値もあります。資産価値はセカンドマーケットの需要と供給のバランスで価格がきまるので、評価された市場価値が確立した作家の作品を選ぶ必要があります。また、海外では事業で成功した人は市場価値がまだ高くない若手アーティストの作品を購入してアーティストの成長をサポートします。アーティストが成長するとともに資産も増えるので購入の喜びにも繋がっています。
支払い方法は?現金一括?
よく店頭で呼び込みを行うギャラリーが分割払いもあるからと高めの値段で半ば強引にかわされたという話しを聞いた事があります。
実は普通のギャラリー/画廊などでも相談すると分割払いでの支払いも可能になりますので、一括で払えないと思う方は購入先に一度相談すると良いみたい。
美術品を買って節税、アートと税金
あまり知られていませんが、絵画の購入代金を経費にできます。2015年度から美術品に関する減価償却が変わり、
美術品の取得価額が30万円未満のときは、消耗品として経費に、
美術品の取得価額が30万円以上100万円未満のときは、
美術品は減価償却資産として経費。
として申請できるようになっています。
これまで日本では美術品購入はハードルが高い物でしたが、経費として認められる額も大きくなった事もあり購入しやすくなってきました。
必ずしも高い絵画を購入する必要はありませんが。これを機に興味がある作品を小さな物から飾ってみて、アートのある生活を楽しんでもらえると嬉しいです。
「絵画の購入はどこで?アートのおすすめ販売先と買い方選び方のコツ」への1件のフィードバック
コメントは停止中です。