自宅にアートや写真を飾りたいけどどうすればいいかわからない、なにが必要か知りたい、コレクターみたいなスペースは自宅にない、、
初心者マークのアートファンのために、アートの選び方飾り方や保管のポイントなどをわかりやすく説明します。
絵のタイプにあった最適な額の選び方
絵や写真を飾る時に通常額に入っています。額や周りの余白(マットと言います)によって絵の表情やインテリアの雰囲気も変わりますよね。
額縁の種類と向いている絵のタイプ
絵の素材や形状の違いによっても使える額が違ってきます。油絵のようにキャンバスに書かれた作品は、写真や紙に描かれた作品とは違い厚みがあるので専用の額が必要です。絵のタイプによっても選ぶ額の種類が異なりますので、まず自分が飾りたい絵のタイプを確認しましょう。
絵のタイプを確認しましょう
絵のタイプはおおまかに以下のような種類があります。
・薄い紙(水彩画や版画)に描かれたもの
・キャンバスなどの厚みがある油絵など
・写真
・オブジェなど表面に貼付けてあったり凹凸がある作品。
・ポスターや絵はがきなどの印刷物
さて、あなたが飾りたいタイプはどのタイプかわかったでしょうか。
次に額縁の種類とそれぞれの絵のタイプに合う額縁を見てみましょう。
絵のタイプにあう額縁を選びましょう
デッサン額縁
デッサン額縁とよばれるタイプはリトグラフやシルクスクリーン、エッチングなどの版画、水彩画、ポスター、書画、写真等、作品の厚みが薄いタイプの作品に適した額です。
油絵用額縁・油彩額
油絵用額縁は通称油縁(アブラブチ)と呼ばれ、油絵などキャンバスの厚みがあるものの他に絵皿など立体物の額装も可能です。
油絵のキャンバスは、Fサイズ(人物/フィギュア)、Pサイズ(風景/ピクチャー)、 Mサイズ(海/マリーン)の3種類の縦横比があり、それぞれにサイズをあらわす数字「号数」を付けています。油絵などキャンバスの作品の額を購入する場合は、この作品サイズがいくつかを確認して購入しましょう。
ポスターフレーム
ポスターなど印刷物をを飾るのに向いている額です。フレームが細めで値段が安く軽いものが多いのが特徴で、サイズはAサイズやBxサイズ対応です。
写真用額縁
写真作品を飾るのに適した額縁です。額の中にマットを入れると作品がはっきりと際立ちます、
水彩用額縁
Fサイズの水彩作品に適した額です。水彩画もマットを使用することで引き締まります。
色紙額縁
色紙用の額縁で正方形のものがほとんど。スタンダードな木製や油絵の額のようなものまで多種あります。
手ぬぐい額
手ぬぐいを飾る為の額で縦長サイズです。
額縁の色の選び方
絵に使われている色から一色を額縁の色に選ぶとあいやすいでしょう。
絵の一番主になる色を引き立てるような一色や、飾る部屋のインテリアとマッチしやすいものを選ぶと間違いないでしょう。
後で説明しますが、インテリアのタイプにあわせて額を選ぶことも必須!部屋のおしゃれ度がUPします!
ナチュラルな木の素材の額ぶち
ナチュラルな木の素材の額縁はインテリア用として使いやすく、アンティークな雰囲気にすればカフェ風のおしゃれないインテリアにも。こちらの見本は昔私が書いたクリスマスのイラストレーションですが、シルクスクリーン印刷やポストカードなどを季節やシーンに合わせて掛け替えて、アートをみじかに楽しんでみて。
ポップでカラフルな色味の額縁
モノトーンの額縁
黒い額縁は絵を引き締めます。空間の中でより作品が強調され、絵を際立たせて壁と縁を切ることにより、作品を目立たせます。
また白い額縁は壁と同化しやすいので絵の広がりを感じやすいでしょう。白い額縁は派手な色の作品に良く会います。ポップでカラフルな作品におすすめ。
金や銀の額縁
金の額縁は作品に高級感や荘厳な雰囲気をもたらします。銀も高級感を出す場合もありますが、シンプルなシルバーもフレームはスチール家具のようなモダンさを印象づける場合があります。写真などをシルバーフレームに入れてもカッコいいですよね。
額はどこで買えばいい?
インテリア用にカジュアルでおしゃれな額を安く購入したい場合はインテリアショップなどで選んではいかがでしょう。家具とマッチしたデザインの額が豊富です。
有名な作家の作品などしっかりした作品用に額装したい場合は専門店で購入するのがマスト!額専門店のほか世界堂などの画材専門店もプロ御用達の額が用意されています。専門店の額はお値段が高いのですが専門的なアドバイスをもらえるのが安心です。
インターネットでも沢山の額を選ぶ事ができます。持ち運ぶ手間がなく沢山の種類から選べるのがメリットですが、実際に見てみると安い額が作りが悪かったり色や素材の質感が違うというところがデメリット。購入したい額が既に決まっている場合はインターネットで買うと便利です。
初めて購入する/まだ入れたい額が決まっていない場合は、飾りたい絵を持参して選ぶと間違いがありません。直接購入する場合は額専門店もしくは「世界堂」などの大きな画材屋で取り扱っています。相談すれば作品にあう額がどれかもアドバイスをもらえるので、良くわからない方はショップに行くといいでしょう。
絵を持って行けない場合はスマホで写真をとり色を確認できるようにしていきましょう。
額の中に入れるマットも額販売店で購入できます。絵のサイズにあわせて中窓のカッティングも行ってもらえますので、額購入時にマットも必要なことを告げて、紙見本を見せてもらい紙質と色を選びます。
注文してから1時間程度でカットが完了し持ち帰れる店もありますし、枚数や中まど数が多い(1枚の額の中に複数作品を飾る)や混雑している時には1日〜ほどかかる場合もありますが、マットのカットにはそれほど日数はかかりません。
額購入時に必須!準備が必要な情報と注文の流れ
わかりやすいように図をつくってみました。以下のように作品のサイズと切り抜く箇所、などメモして持って行くと間違いありません♫。
作品の画面サイズ、余白がある場合は余白のサイズ、厚みは必須です。飾る予定のスペースのサイズ(限りがある場合)も念のため確認しておきましょう。
紙にサイズをメモし、撮影した作品の写真を額販売店のスタッフに見せれば適したサイズの額を紹介してもらえるでしょう。
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