戦場ジャーナリスト久保田弘信さんの1日だけの写真展&講演会

1月24日に六本木ヒルズ ハリウッドビューティプラザ4階 MAY’S CLUBで久保田弘信講演会 「伝えられなかったイラク ―IS掃討最前線の映像に見る―」が開催され、行ってきました。

たった1日だけの贅沢な展示と、戦場で撮影された写真やビデオを交えての久保田弘信さんの講演会です。

写真の展示には時間を要します。今回の写真展は開催期間と展示に要する時間がほぼ同じです。「そんな短い期間でも見てほしい写真がある」そんな熱い想いと、写真集では味わえないオリジナルプリントの迫力をぜひ会場にて感じてください。
過酷な環境下にある戦禍の子どもたちの一瞬の輝きは、生きる力そのものです。

久保田さんが戦場で撮影されたビデオは一部テレビのニュースで使用されたそうですが、テレビ局が選んだ部分はより「戦争」らしいシーンで、戦場の中の戦闘が行われていない時の日常の部分などはあまり使われないのだそうです。

この講演ではテレビで放送される”切り取られた戦闘”ではなく、ジャーナリスト久保田さんのリアルな目で見た戦場の様子を感じ取る事が出来ました。

戦場で撮影された子供達や難民キャンプで生活する人、そして猫写真、久保田さん目線が暖かく写真に吸い込まれます。

実は久保田弘信さん、出身地が同じで、同じ中学の出身でした。私もクボタですが親戚ではありません ^^) 地元にいる時は直接の関わりはありませんでしたが、子供の頃に遊んでいた場が同じで子供時代にニアミスしていたみたい。縁とは不思議なものです。

私も中高生の頃に報道カメラマンになりたいと一瞬思ったのですが、もちろん出来ませんでした。戦場に、行けないですよね。

シリアの戦闘が行われている最前線で取材され、取材中に隣の装甲車が砲弾を受けている中で途中から装甲車に乗れずに車の影に隠れて歩いて移動しながら取材されているシーンなどを拝見すると、言葉が出ませんでした。

前線取材中に体の具合が悪くなる事もあるでしょう、生きるか死ぬかの瀬戸際の所に立って真実を伝えようとする真摯な姿に、本当に頭が下がる思いです。久保田さんにこれからも応援していますとお伝えした物の、前線で命がけで取材されている方に安易な「頑張ってください」という言葉を使う事に抵抗があり、自分がかつて目指した事や制作の原点を思い返したりもしました。
この展示と講演に参加させて頂いて、私も筆を言葉に変えて表現していこうと願った事を忘れないように、微力でも作る事で社会に投げかけられれば、という学生時代の気持ちを改めて思い出しました。