ホロコースト記念碑・資料館とStolpersteine (シュトルパーシュタイン)

ホロコースト記念碑・資料館

「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」は、2005年5月12日、ベルリンのブランデンブルク門の南に開設された、ホロコーストで殺されたユダヤ人犠牲者のための記念碑。1万9073㎡の敷地にグリッド状に並ぶコンクリート製の石碑2,711基が一般公開された。ウィキペディアより

ブランデンブルク門から徒歩５分ほどの所にあるホロコースト記念碑と資料館に行きました。作られた時には賛否両論あったそうですが、丁寧に歴史や残っている資料を展示されています。

資料館に入ってすぐの最初のパネルで第二次大戦とドイツによるユダヤ人迫害の歴史を、次の部屋では「手紙」がドイツ語と英語で展示されています。
「小さな子供達が殺されたこと」「もうすぐ殺されると覚悟し家族に最後に宛てた手紙」読んでいて涙が出ます。

写真や資料が豊富で細かいエピソードも沢山残されていました。

地上の記念碑はまるでもの言わぬ墓標のように感じられます。雨だったので涙のようです。

Stolpersteine (シュトルパーシュタイン)

ベルリン市内の石畳にはStolpersteine (シュトルパーシュタイン)とよばれるグンターデミングのアートプロジェクトがあります。これはケルンで始まりヨーロッパ中に設置されています。ホロコーストに連れていかれたユダヤ人の名前が住んでいた場所の道にプレートとして埋められています。

Stolpersteineは「つまづく石・障害物」という意味。ベルリンを初めヨーロッパの街を歩く時は足下にも注目、です。

ベルリン市内には他にも「ベルリン・ユダヤ博物館」があり、１千年前からのユダヤ人の歴史などが展示されています。こちらは建築家ダニエル・リベスキンドによる建築も見所です。アートの根本には各国の歴史や文化、宗教も密接に関わっています。アートの理解を深めるためには作品とともに歴史や文化、思想にも触れてみてください。