パリ北マレ地区ギャラリー巡りと、雨上がりの夕焼けに染まるパリの街

雨の中のギャラリー巡り。著名ギャラリーで有名な北マレ地区のギャラリーを巡りました。その中から気になったものをいくつか紹介します。

David Zwirner — Harold Ancart

ベルギー生まれでニューヨーク在住のアーティスト、ハロルド・アンカートの新作彫刻展です。プールをモチーフに平面のようなレリーフのような立体を単純な面分割で表現した作品群。プールを小さくしたことで別のものにも感じられ不思議な非現実間も想起させます

PERROTIN — EMILY MAE SMITH・CLAIRE TABOURET・BARRY MCGEE

バリー・マッギーのパリでは初個展です。写真、彫刻、ドローイング、など様々な手法で、ポップなモチーフや蛍光色のような明るい色、様々なパーツをくみあわせ都市の記憶を探り、記録し、再構築しているようでした。


 

Galerie Thaddaeus Ropac Paris Marais — Daniel Richter

ダニエル・リヒターの新作は、油彩画の大作。素早く描かれた線や鮮やかな色彩のパーツとそのネガティブスペース領域の相互作用で動きや緊張感が表現されています。

xipass – peter halley 

ニューヨーク生まれのピーター・ハレーの新作はは四角などのブロックをパズルのように組み合わせて蛍光色や大胆な色の組み合わせと立体を組み合わせた作品。ビビッドなグラフィックですが近くで見ると微妙に凹凸があり表面にもテクスチャがつけてあります。色の組み合わせと凹凸で遠くから見ると関係性の錯覚を引き起こさせるものでした。

ギャラリーを見た後に少しカフェで雨宿り。バラの花のように飾られたマンゴーが美味しいタルトとコーヒーをいただきました。

老舗デパートGalaries Lafayette (ギャラリー・ラファイエット)の屋上から眺める夕陽とパリ

帰りに雨があがってきたところで地下鉄でオペラ駅まで戻り、オペラ座の裏手にある老舗デパートGalaries Lafayette (ギャラリー・ラファイエット)の屋上に立ち寄りました。ここはパリの街並みが一望できるスポットです。ちょうど雲の切れ間から夕日がのぞいて先ほどまで空を覆っていた雨雲をオレンジに照らしていました。夕焼けをみにお客さんが屋上に出てきます。

空の全てがオレンジに包まれてまるで夕焼けの中にいるような気持ち。コロナに感染しないよう神経をつかい人混みをさけて徒歩移動をしていたら毎日15000歩は歩いて全身筋肉、そんな疲れも一時わすれさる素晴らしい眺めでした。