6月21日にお台場で開館となる、MORI Building Digital Art Museum: EPSON teamLab Borderless/ 森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス
開館前の先行内覧会にご招待いただき行ってきました。
チームラボ ボーダレスって?
アートは、部屋から出て移動し始め、他の作品とコミュニケーションし、他の作品と境界がなく、時には混ざり合う。そのような作品群による、境界のない1つの世界、『チームラボボーダレス』。
境界のないアートに自らの身体を没入させ、作品群からできた世界を自らの身体で探索し、他者と共に新しい体験を創り出していきます。
520台のコンピューター、470台のプロジェクター、10,000㎡の圧倒的なスケール感と、複雑で立体的な空間が特徴の世界に類を見ない全く新しい世界です。
コンセプトにもあるように、閲覧者の動きにあわせて反応変化し、身体と関係性をもち混ざり合う作品世界群です。
私も花に埋もれて作品と混ざり合ってきました
チームラボはWEB制作とアート制作をしている会社。何年か前にスタッフをしていたITの勉強会でチームラボのエンジニアの方にも登壇いただきお話を伺う機会もいただきました。身近に感じる存在です。
10,000㎡というこの広い会場内で知り合いの方もちらほら、IT界隈の友人ともばったり会います。
館内は広く作品も多く載せきれないほどのボリュームです。作品を見ながら没入して欲しいという意図からか館内には館内図がありません。広大なスペースに暗い室内なのでうっかり作品を見落としそう。そのうち館内図が必要になりそうな気がします。
これだけ作るのには相当の準備期間も必要だったはず。この規模でできるほどのエンジニアやスタッフが充実して知見も蓄積されているんですね。
中を歩いている人は作品と絡みながら歓声を上げ、美しい空間と世界に没入しながら空間と一体となり楽しんでいました。体感する、身体意識がチームラボの作品の大きな特徴でもあり彼らの言わんとするメッセージもそこにあるのでしょう。
現代アートは社会性やコンセプトを求められ社会に対する異議申し立てを必要とされますが、現代アートの文脈で認められないのかなどと考えつつ、新しいメディアでの新しいアートのあり方も確立される過渡期にあるのかもと。デジタルメディアでの表現の未来も感じました。
日本国内では最近話題のデジタルアートに対してあれは現代アートではないと言う扱いで、現代アートの本場である海外のアート関係者はもっと大きくこれから生まれる新しいものととらえて長い目で存在を認めているように感じるのです。もっと新しいものに寛容な姿勢も必要なのでは
訪れる人が幸せになるチームラボの内覧会でした。またじっくり行きたい
チームラボボーダレス
https://borderless.teamlab.art/jp/
大人3000円 子供1000円