大人気!クリムトのデジタルアート作品で知られたデジタルミュージアム
パリで初めてのデジタルミュージアム、ラトリエ・デ・リュミエールに行ってきました!チケットの取り方やミュージアムの情報をご紹介します。
ラトリエ・デ・リュミエールは2018年4月に出来たばかりのパリで初のデジタルミュージアム。もともと鋳造所だった建物を改造した場所だということでとても広く天井高もあり、中に大きな柱などがある空間です。
チケットはWEBサイトからオンラインで自分の希望の日時をオンラインで予約します。私はメトロのPère Lachaiseから7~8分歩いて行きました。時間での予約のため予約の時間待ちをする人が入り口前にいるので場所は比較的わかりやすい所です。
時間になると予約したチケットを見せて入場します
展示と作品の印象
ラトリエ・デ・リュミエールの展示はデジタルの映像作品が数作品、プロジェクションマッピングで空間全体を使って映し出されます。会場内に入り自分の好きな場所で座ったり寝転んだりしながら作品を堪能します。場所により見え方が違うので時折位置をかえたりしながら作品を見ます。
インタラクティブな見学者の動きに反応するなどの仕掛けなどはありません。作品と鑑賞者、という関係。
私は床に座って見ています
数作品を30分ほどでループ上映されていますので自分が予約した時間に入り一通り見終わったら退館する仕組み。
クリムトは大好きだし映像としてもとても美しい作品です。ただ映像を見ているだけなのが後半すこーし物足りなくなりました。
こちらを見た後で、チームラボの展示は仕掛けがあり閲覧者が移動しながら作品に出会う体験方法や表現の幅など、(アトラクション的というより)ボーダレスというコンセプトをうまく体感させているかな、と。
まだデジタルものはアートとして評価されているのかという声を聞いた事がありますが、デジタルアートはまだ表現としては過渡期、これからが注目されるメディアです。以前国際的キュレーター、アマンダ・シュミットさんのトークイベントに伺った時にもデジタルアートについての質問が出ましたが、オランダのある美術館館長が退職してデジタルアートの会社を設立した(つまり将来性があると判断している)という話など、海外ではデジタルメディアに対して否定してしまわずおおらかに先を見守っている印象を受けました。
ラトリエ・デ・リュミエールの展示ももしかしたら今後変化するかもしれませんし、気長に新たな表現を楽しみにしながら見守り関わっていきたい所です
38 Rue Saint-Maur, 75011 Paris, フランス
時間:
月曜日 10時00分~18時00分
火曜日 10時00分~18時00分
水曜日 10時00分~18時00分
木曜日 10時00分~18時00分
金曜日 10時00分~22時00分
土曜日 10時00分~22時00分
日曜日 10時00分~18時00分