ギャラリー ペロタン PARIS
ペロタンは世界に展開する現代アートの代表的ギャラリーです。創設者のエマニュエル・ペロタンは1980年、21才の時に最初のギャラリーをスタートさせ、これまで数多くのアーティストを世に送り出してきました。(ペロタン公式サイト)
昨年パリを訪れた時も北マレ地区のギャラリーを巡りました。地下鉄のLINE8 Saint-Sébastien – Froissartで降りて大通りから一本裏の通りにペロタン PARISの入り口はあります。少し分かりづらいですが、入り口にプレートが出ているので「perrotin」と書かれたプレートを目印に中に。
ペロタンの展示は ELMGREEN & DRAGSET(エルムグリーン&ドラッグセット) と SOPHIE CALLE(ソフィカル)。です
Sophie Calle(ソフィカル)
ソフィカルは最も有名なフランスの芸術家の一人です。プロフィールを簡単にご紹介すると1953年生まれで1980年代より約40年間、ソフィ カルの作品は物語、写真、パフォーマンス、そしてビデオの組み合わせた作品を発表しています。ソフィカルの世界観はフィクションと現実の境界線を曖昧させた手法で表現しています。
Sophie Calle – Souris Calle
フェルトにフランス語でセンテンスが美しく刺繍されています。フェルトをめくると額の中に言葉と関連した写真があります。「Parce que」という単語で始まるテキストは、この画像が存在する理由、ソフィカルがこの特定の場所または時間を選択した理由を説明しています。
見てはいけない隠されたものを覗き見るような気持ちにも。
ペロタンの白い壁と中庭の緑に赤いフェルトの作品が映えて綺麗。
Souris Calle - ソフィーカルと猫
ペロタンのギャラリーから裏口を出て小さな通りの真向かいにもうひとつ建物があり、裏の建物もペロタンのギャラリースペースとなっています。こちらにはソフィカルの猫の作品、Souris Calleが展示されています。
約50人のミュージシャンと歌手のチームを呼び、それぞれが2014年に亡くなったソフィカルの猫、Sourisに敬意を表して楽曲を作曲しました。結果として生じるコンピレーションは3 LPセットの形で、オブジェクト自体は展覧会の一部としてマウントされ、その音はいくつかの区切られた空間で聴くことができます
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横の展示室ではビデオSouris Calle(2018)が部屋に映し出されています。SophieCalleは、ソフィカルが猫と共有した17年間や性格、習慣、そして死によって残された空きスペースについて語っています。展覧会はSourisの死に結び付けられたシリーズ「自伝」からの作品の選択で終わります。写真付きの枠付きテキストを並べる「自伝」はソフィカルの最も有名なシリーズの1つです。
ELMGREEN & DRAGSET(エルムグリーン&ドラッグセット)
ELMGREEN & DRAGSET(エルムグリーン&ドラッグセット)は1995年から活動を開始したアーティストユニットで現在はベルリン在住です。ELMGREEN & DRAGSET(エルムグリーン&ドラッグセット)は機知に富んだ破壊的なユーモアを持ち、社会的、文化的な問題にも取り組む芸術作品で知られています。
日本では森美術館やTAKA ISHIIギャラリーなど何度か展示されています
2階の部屋では、3つの進行中のシリーズからの作品
アスファルトに描かれた道路標示だけが切り取られている。本来意味のある物が無意味な存在になるような意味が無効化されているような感覚を覚えました。
最後の作品は部屋全体が広大な都市の街並みをかみ砕いたよう、巨大で壊れたアスファルトの破片が残された残骸のように積み重なっています。平らで黒い表面には、道端のマークや手すり(アンカーポール?)が残されています。かつては公共空間の社会的利用を制限し促進するために使用されていたこれらのツールは、現在なくなってしまったか無用になった物です。しかし、なぜこのように砕けて積み重なりポールが曲がっているのか、一体何が起きたのか、見るものに疑問を投げかけているようでした。
東京六本木のペロタン記事はこちら
ペロタン東京六本木オープニング-ピエールスラージュ展
住所:76 Rue de Turenne, 75003 Paris, フランス
地下鉄:Chemin Vert駅/Oberkampf駅から徒歩3分
https://www.perrotin.com/
月曜日 定休日
火曜日 11時00分~19時00分
水曜日 11時00分~19時00分
木曜日 11時00分~19時00分
金曜日 定休日
土曜日 11時00分~19時00分
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