FIACとは?
FIACはパリで最大級の現代アートのフェア。今年で45回目となり歴史あるアートイベントです。会場のグランパレには世界各国から200近い著名なギャラリーが出展し、現代アートの人気作家の作品を展示販売しています。
FIACチケットの取り方
チケットは渡欧前に日本からFIACサイトで購入しました。申し込みフォームに記入してクレジットカードで支払うと入場券が届く仕組みです。行く予定の方は先に手配しておくと入場の時にスムーズです
FIAC2018レポート
入り口を入ってすぐの所にフランスの現代アートギャラリーペロタンのブースが。ペロタンは六本木にもギャラリーを構え日本にも馴染みがありますが、村上隆さんを始めカイカイキキの作家の方の作品も紹介されていました。
ペロタンブースから奥に進むとがべがない巨大な作品を展示したスペースが。。ここはガゴシアンギャラリーです。以前ニューヨークに行ったときにSOHOのガゴシアンギャラリーに立ち寄りましたがセラの作品を展示するなどミュージアムなみの巨大作品も扱えてしまうほど世界屈指のギャラリーです。
日本からはSCAI THE BATHHOUSEが参加。名和晃平さんの作品を始め一押しの日本のアーティストの作品を紹介していました。
FIACに出展される作品はアート市場でもトップクラスの作品だけあり作品の完成度がとても高く仕上がりに無駄がありません。完成度が高いというのは手を混んだ作り込んだということでなく、コンセプトにあった所で過不足ない作品ということ。シンプルな表現が必要であればシンプルに、雑な見せ方が適しているものは雑に、しかしその雑さも計算されて必要な形となっているということです。
でも絶対的に丁寧でしっかり作られている。
レアンドロの作品(下)
会場内のカフェで大好きなタルトタタンを見つけて思わず休憩。りんごのほどよい甘みが疲れを癒してくれました。
塩田千春さんの作品(下)
ダミアン・ハーストの作品(下)
トーマスデマンドの作品。紙で再構成し写真で撮影した表現です。一見すると本物のようで違いがあることで視線をとらえて見る人を考えさせます。
紹介しきれないほどのギャラリーが世界中からあつまり作品の数も半端なく、一日中広い会場には人が途絶える事はありませんでした。作家の方も基礎力がしっかりしていることがわかる作品ばかり。パリのミュージアムもアートイベントも人が途切れる事がありません。一般にアートが浸透していてアートファンの層が厚い事を感じさせます。
FIACデザイン
こちらはFIACのデザイン部門の展示。インテリアデザインなどシックなデザインのものが。
番外編、FIACゲリラ参加アーティスト?
会場内の間仕切りに赤いドットのシールを張っている青年と、ドットを貼る姿をビデオで撮影する2人組を発見w
何をしてるの?あなたのアートって声をかけたら、彼らの作品なのだそうです。注意してみるとFIAC会場内の壁面にはこのドットが貼られています。この動画が編集されたらどんな作品になるのでしょう。とても気になっています