3月末に森美術館のレアンドロ展の担当キュレーターの椿さんによる展示解説がありました。
脳科学者の茂木先生も解説からいらっしゃって脳科学を元にした作品の見方をお話くださりました。
教室の作品は、完成した状態で東京に搬入したのではなく、おおよそのパーツを搬入して森美術館で1週間ほどかけて制作し完成したのだそうです。
「教室」という空間も、日本でノスタルジックさを感じる場所なので「教室」という空間を選んでいますが、他の国で展示する時は同じコンセプトでもモチーフが「教室」ではなく別の空間。展示される国の文化にあわせて変えていそう。
アーティストにとっては開催国ごとにコンセプトをより明確に伝えるために、作品のアドリブ力やコントロール能力も必要な要素です。
映像で何もない部屋を流し監視社会を表しています。このビデオに映されている室内は模型。監視カメラで映されている映像も本物かどうか問う作品
展示解説のあと茂木先生のトークショー。茂木先生、テンポ良く暖かいお人柄溢れるお話にあっというまに引き込まれ楽しい雰囲気に包まれました。
最後にキュレーターの椿さんから次回の展示の構想も。私が大好きなアーティストの企画に楽しみが増えました。ありがとうございました