ボリス・グロイス来日記念講演が東京と大阪で数回行われました。
この来日記念講演の趣旨は
現代を代表する美術批評家ボリス・グロイスをニューヨークから招聘し、東京・大阪の大学・美術館全3か所で、来日記念講演を開催します。同時にグロイスの代表的著書『アート・パワー』(英語版はMIT Pressより2008年に発行)の邦訳が出版されます。現代社会においてアートがどのような力を持つのか、グロイスと共に思索の旅に出ませんか。
今回の講演シリーズでは、従来の欧米中心の美術史に新たな視点をもたらした『アート・パワー』を中心に、社会と美術の関係、そして昨今のグローバル市場における現代美術の動向等について、日本の読者に向けて氏に語ってもらいます。また日本の若手アーティスト、美術関連の研究者と共に日本のコンテンポラリー・アートの特殊性についても議論を掘り下げます。(抜粋)
「社会と美術の関係、そして昨今のグローバル市場における現代美術の動向」の部分に自分がアーティストとして社会に対してなにができるかを考える上で参考にしたいと思い申し込みました。多角的に検証したいのです。
というもので、2008年に出版された書籍の日本語訳が出版されるため招聘されたということでした。
講演会は大人気だったようで、募集開始から数時間で満席となってしまい、私が講演会を知って予約した時にはすでにキャンセル待ちしか出来ません。。
結局講演会には参加できませんでした。残念。
講演会のあとの懇親会+書籍割引のみ参加が可能だったので、
申し込んで参加してきました。
場所は東京大学駒沢キャンパス、
講演会に出席された方の他に主催のボリス・グロイス日本招聘プロジェクト実行委員会の方、共催の東京大学大学院総合文化研究科のみなさんなどが参加されていました。
懇親会とセットで購入した書籍、
グロイス先生にサインをして頂きました。(ただのミーハーですね)
『アート・パワー』の書籍は今読んでいる最中です。
懇親会では東京大学大学院総合文化研究科でアートを研究されている学生の方や卒業し大学で講師をされているかたなどとアートシーンやイギリス、アメリカのアートについてなどのお話しを伺って、作る側の立場の人間が知らない&見ていない視点での話をうかがって
楽しく過ごしました。
研究者の方はアーティストの作品を研究するために、作家の作品に私生活が与えた影響、とか、、いろいろ調べるそうです。
「作家として自分の事を調べられるのはどうですか?」という問い。/
うーん。調べて頂かなくてもいいように、私は自分の作品解説を残しておきます。(笑)